2016-12-11から1日間の記事一覧

結核(接触者検診に当たって)

活動性結核患者と接触して結核に感染した場合,感染した者の大多数においてQFT が陽性になるまでの期間は2 ~ 3 カ月と考えられる IFN-γ遊離試験(Interferon-Gamma Release Assay)と称され,略してIGRA Tスポット:BCGの影響を受けない。 結核菌に感染した…

QFT陽性(結核以外)

非結核性抗酸菌のうち M. kansasii,M. marinum,M. szulgai,M. flavescens,M. gastri およびハンセン病の原因菌であるM. lepraeからも 分泌される。 M. avium,M. intracellulareには存在しない。

感染性腸炎の潜伏期間

2日以内 ブドウ球菌(1-5時間) ビブリオ(2日以内) 魚介類 サルモネラ(8時間-2日以内)鶏卵、牛肉 長め カンピロバクター(2-10日間)鳥肉、牛レバー 腸管出血性大腸菌(4-8日) 牛肉、牛レバー エルシニア(3-7日) 豚肉 ノロウイルス カキ 腸チフス・パ…

カルバペネムのカバーしないもの

腸球菌の一部 CNS(コアグラーゼ陰性ブドウ球菌) MRSA コリネバクテリウム 異形肺炎の一部(クラミジア、マイコプラズマ、リケッチア、レジオネラ) 抗酸菌 S.maltophilia Burkholderia cepacia C.difficile フラボバクテリア

骨粗鬆症

YAM 大腿骨頚部または腰椎では低下している側を有意ととる。 治療開始基準:YAM 70%以下または-2.5SD以上 YAM 70%より大きく80%未満の時 FRAX 15%以上 または大腿骨近位部骨折の家族歴 脆弱性骨折の定義(外傷以外の骨折) 立位からの転倒での骨折かそれ以下の…

梅毒(前地帯現象など)

I期とII期(早期顕症梅毒) I期(3週~3カ月): 感染から約3週間の潜伏期の後にTp侵入部位に自覚症状を欠く皮疹。 初期硬結ができ、 やがて潰瘍化(硬性下疳)し、 数週間で自然消退。 無痛性の鼠径リンパ節腫脹(無痛性横げん) II期(3カ月~3年):血行性…

脳炎・脳症

脳炎 ウイルスなどが直接 脳で増殖する。 例:単純ヘルペス・日本脳炎など 脳症 ウイルス感染をきっかけに生体の反応(炎症)によるCNSの障害 例:HHV6・インフルエンザ脳症など

白質 灰白質

【脳】 灰白質;外側 白質;内側 灰白質は,脳の表面の神経細胞 白質は,灰白質の内側にあって軸索 灰白質は,大脳基底核とか視床とか脳の深部にもあります 白質は,放線冠,内包,脳梁などです 【脊髄】 逆 HIVの中枢性病変 (白質編) HAND:白質の斑状の…