検体提出

検   体 容   器 保存方法 備    考
喀出痰 採痰容器 冷蔵庫(4℃) 抗酸菌培養、PCR検査依頼の場合は出来るだけ多く採取する。
吸引痰 採れない場合は一般菌検査と合わせても可
咽頭、扁桃、鼻腔 綿棒 冷蔵庫(4℃) 扁桃周囲膿瘍が疑われる場合は
嫌気ポーターに保存  
尿 滅菌試験管 冷蔵庫(4℃) N.gonorrhoeaeを検査する場合は
冷蔵保存せず、直ちに提出する
糞便 嫌気ポーター 基本的に  綿棒による採取は出来るだけ避ける
冷蔵庫(4℃)        Clostridium difficileの検査をする
  場合は嫌気ポーターに採取し、直ちに提出するのが望ましい
  赤痢アメーバーを疑う場合はフラン器に保存
膣・頚管分泌物 綿棒 冷蔵庫(4℃) N.gonorrhoeaeを検査する場合は
冷蔵保存せず、直ちに提出する
血液 好気用レズンボトル 採取後は直ちに検査部へ    夜間、休日は24時間検査室に提出
嫌気用レズンボトル 冷蔵保存は不可
小児用レズンボトル  
髄液 滅菌試験管   N.meningitidisは低温では死滅しやすい
夜間休日は少量を残し、血液培養ボトルに入れ、血液培養と同様の方法で24時間検査室に提出する
(残った検体は冷蔵保存し、翌日細菌検査室へ)
胸水、腹水 滅菌試験管・嫌気ポーター 冷蔵庫(4℃)  
胆汁
膿、ドレーン 嫌気ポーター 冷蔵庫(4℃) 乾燥を防ぎ保存
綿棒 N.gonorrhoeaeを検査する場合は
  冷蔵保存せず、直ちに提出する
組織 嫌気ポーター    
耳漏、眼の 綿棒    
分泌液
カテーテル先端 嫌気ポーター 冷蔵庫(4℃) 乾燥を防ぎ保管
滅菌試験管