Hutchinson徴候 帯状疱疹
VZV:
Hutchinson徴候とは 鼻背・鼻尖部の皮疹+眼内炎症
三叉神経第一領域:上側の滑車上神経と下側の鼻毛様体神経の2 本の分枝。
【鼻背部】滑車上神経で結膜にも分布しており、
【鼻尖部】鼻毛様体神経で角膜、強膜、虹彩、毛様体にも分布。
皮疹がみられた場合、眼症状を合併する頻度が高くなる。
第1枝の鼻毛様体神経と第2 枝の眼窩下神経との重複支配。
第2枝領域の帯状疱疹で皮疹を認めると、見た目にはHutchinson徴候を
有するが、実際には眼部への神経分布のない眼窩下神経での感染、
眼症状は示さない。
HSV:眼表面の炎症が強い。
VZV:虹彩、脈絡膜など深部への親和性が高く、虹彩炎を起こしやすい。